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 「2019年度 第1回新任教育職員研修会」を開催いたしました。
 2019年4月3日(水)に、新任教育職員の先生方が本学の構成員としての実感を得、本学に関する理解を深めていただくことを目的として、「2019年度 第1回新任教育職員研修会」を開催いたしました。
 研修会では、学長、教学担当副学長、研究・情報・学生担当副学長から講話いただいた後、本学について知っていただくためのワークショップを実施しました。
 当日は、64名の教職員の参加があり、「ワークショップで十分な意見交換ができた」「福岡大学への理解を深めることができた」などのご意見をいただきました。
 今後は、E-ラボや教育改善活動フォーラムなど、様々なプログラムを開催する予定ですので、ぜひご参加ください。

新任教育職員研修会
 「平成30年度 第5回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成31年2月20日(水)に「ゼミにおける文献の輪読を成功させるには?―LTDの手法を体験してみよう―」というテーマで、平成30年度第5回E-ラボ
(Education-Labo)を開催いたしました。
 「文献を読んでくるのは発表担当者だけ」「様々な意見が出てこず議論が成立しない」など、ゼミにおいて文献の輪読を行うことは容易ではありません。そうしたゼミにおける文献の輪読を成功させるために用いることができる手法の一つとして、Learning Through Discussion(LTD)が挙げられます。そこで、今回は、教育開発支援機構の須長一幸准教授と教育開発支援機構事務課の川波優香里課員を進行役として、LTDを実際に体験していただき、その使い方(特徴や課題なども含む)を理解していただくためのワークショップを実施しました。
 当日は、49名の教職員の皆様がご参加くださり、「LTDを実際に体験することで、どのように進めればよいのか理解できた」などのご意見をいただいております。今後も、このような授業で使えるノウハウをお伝えする体験型のプログラムを提供することができればと考えております。
 今年度のE-ラボは第5回で終了となりますが、来年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成30年度 第4回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成30年11月30日(金)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―社会保障法―」というテーマで、平成30年度 第4回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、オーソドックスな講義型の大規模授業において、学生との双方向的な授業のノウハウを学ぶことを目的として、法学部の山下慎一准教授が担当されている「社会保障法」(専門教育科目/受講生184名)を見学し、授業終了後に山下准教授との意見交換を行いました。
 授業の進行において中心的に用いられていたのは、山下准教授が作成した学習用のプリントでした。講義を聴いた学生は、プリントに用意された課題(問い)に答えていく形式で学習が進められていました。課題は、簡単なものから徐々に難しいものへという形で配置されており、学生が無理なく理解を深めていくことのできる設計となっていました。
 このように授業を進めていく過程で、山下准教授は、学生とのやり取りを行ったり、途中で休憩を入れたり、授業前に提出された学生の提出物に対して具体的なフィードバックを行うなど、様々な手法で双方向的な授業を展開しておられました。
 授業終了後の意見交換では、法学部の専門教育に関する背景的な状況、山下先生がどのような意図を持って上記のようなやり方をされているのか、などについて教えていただくことができました。

※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「第12回 教育改善活動フォーラム」を開催いたしました。
 平成30年10月13日(土)に「教育改善につながる大学評価とは?」というテーマで、第12回 教育改善活動フォーラムを開催しました。
 まず、「大学評価は教育改善の役に立つのか?-認証評価制度の過去・現在・未来-」という題目で、教育開発支援機構の橋場准教授及び教育開発支援機構事務課の川口課員より、認証評価制度の背景や変遷、評価団体側から見た第3期認証評価の具体像について、解説が行われました。
 次に、「学習成果はどのように把握・活用できるのか?」という題目で、教育開発支援機構の紺田講師から、学習成果が強調される背景や学習成果の把握・活用の方法等について、報告が行われました。
 さらに、「大学評価はどのようにすれば教育改善の役に立つのか?」という題目で、三つの私立大学における内部質保証及び教育改善の取り組みに関する事例報告が行われました。各事例報告は、内部質保証システム構築検討委員会の業務の一環として訪問調査を実施した、教育開発支援機構副機構長の梶原教授、橋場准教授、企画課の池浦課員、有吉課員、教務課の福本課員が担当しました。
 最後に、総合討議(質疑応答)で、今後の本学の内部質保証と教育改善のあり方について、フロアの皆様を交えた議論が行われました。   
 今回のフォーラムには、72名(教育職員33名、事務職員39名)の方々にご参加いただき、情報共有と議論を行うことができ、有意義な機会となりました。
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

教育改善活動フォーラム
 「平成30年度 第3回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成30年7月13日(金)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―歴史学入門演習A―」というテーマで、平成30年度 第3回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、伝統的な文系演習科目におけるアクティブ・ラーニングの手法を学ぶことを目的として、人文学部歴史学科の森丈夫教授が担当されている「歴史学入門演習A」(専門教育科目/受講生20名)を見学し、授業終了後に森教授との意見交換を行いました。
 当日は、受講生が、与えられた複数の文献を踏まえつつ、その内容をまとめたうえで意見を発表するという活動をグループ毎に行っていました。見学を通じて印象的であったのは、受講生が1年次生であるのにも拘らず、数多くの専門的な課題文献を事前に読み込み、自らの考えを他者に対して分かりやすく伝えることができていたことです。
 授業終了後の意見交換を通じて、学生が授業に対する積極性を獲得できるよう、森教授が取り入れておられた様々な工夫について教えていただきました。参加された先生方にとっても、森教授の授業進行に関するノウハウから多くを学べる機会となったものと思われます。

※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成30年度 第2回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成30年6月8日(金)に「福大生の特徴を探る~新入生アンケートから見える実像~」というテーマで、平成30年度第2回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
今回は、学内の教職員が福大生の特徴に対する理解を深めることを目的として、本学が保有する学生に関する様々なデータの分析結果を共有し、それをもとにした参加者を交えた議論を行いました。当日は、教学IR室の紺田広明講師に報告を担当いただきました。
 報告や質疑応答を通じて福大生の特徴の一端が明らかとなりましたが、同時に、報告者と参加者の双方からデータに関する限界が指摘されました。昨年度より新入生アンケートが開始されたことで、学生に関する情報が徐々に収集されつつあります。しかし、学生の実情を理解するためには、より多くの情報を得る必要があることも事実です。
 質疑応答の際には、更なる学生調査の実施など、教学IR室の活動に対する期待の声が数多く寄せられました。教育開発支援機構では、皆様からいただいたご意見を踏まえつつ、教学IRの活動を展開してまいりたいと考えております。引き続き、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成30年度 第1回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成30年5月24日(木)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例」というテーマで、平成30年度第1回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回は、抽象度の高いテーマを取り扱っており、テーマに関心を持たない学生が少なからず受講するような授業において、学生の参加を促すための授業進行について学ぶことを目的とした授業見学を実施しました。見学させていただいた授業は、人文学部文化学科の宮野真生子准教授が担当されている「哲学の基礎Ⅰ」(同学科の専門教育科目(必修科目))です。
 当日の授業は、「世間」と「社会」という対となる概念を手掛かりとしながら、学生自身がどのような世界で生活をしているのかについて、個人やグループで検討し、意見をまとめ、最後に全体で発表するというものでした。グループで議論をする際には、ジグソー法が用いられていました。これによって、学生が抽象的な思考のパズルに取り組み、それが解けたときの達成感を味わえることが授業進行上の鍵となっているとのことでした。
 宮野先生のエネルギッシュな授業進行に加えて、学生に関する細やかな状況把握と、それを踏まえた丹念で緻密な授業準備が大変印象的でした。

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E-ラボ
 「平成29年度 第8回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年11月29日(水)・12月6日(水)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―講義型授業における取り組み―」というテーマで、平成29年度第8回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、講義型の授業において簡単に実施可能なアクティブ・ラーニングの手法を知ることを目的として、教育開発支援機構の橋場講師が担当されている「教育原論」(共通教育科目・教職科目)を見学し、授業終了後に橋場講師との意見交換を行いました。
 橋場講師の授業の特徴は、①各回のテーマに関わる重要な問いを二つか三つ設定して学生に投げかけること、②投げかけられた問いに対して、学生が自分の意見を考え、他の学生との意見交換や議論を行う、という要素が組み込まれている点です。
 授業終了後の意見交換では、「学生がワークシートに自分の考えを想像以上に書き込んでいた」といった参加者の感想が寄せられました。また、知識を伝達することと議論に費やす時間のバランスの難しさなどについてやり取りが行われていました。
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E-ラボ
 「平成29年度 第7回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年11月21日(火)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―Moodleを用いた双方向的な授業展開―」というテーマで、平成29年度 第7回E-ラボ(Education
-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、LMS(Learning Management System)を活用した双方向的な授業展開の手法を知ることを目的に、理学部物理科学科の寺田貢教授が担当されている「物理の世界」(共通教育科目)を見学し、授業終了後に寺田教授との意見交換を行いました。
 寺田教授の授業の特徴の一つとして、毎回の授業展開が明確に構造化されており、その中に授業内容に対する学生の理解度を把握し、それに対するフィードバックを行うというプロセスが組み込まれている点が挙げられます。また、学生の興味をひきつけるような視聴覚教材を活用されています。
 当日の意見交換においては、「物理に興味を持った学生に対する発展的な学習の場はあるのか」といった質問も寄せられました。共通教育を通じて生まれた学生の興味・関心をいかにして継続的に育んでいくのか。こうした点は、個々の科目によって対応できるというよりは、むしろ、共通教育全体の設計に関わる重要な問題なのかもしれません。
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E-ラボ
 「平成29年度 第6回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年10月27日(金)に「成績評価制度の現状と課題―開講期間内評価科目に焦点を当てて―」というテーマで、平成29年度 第6回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、平成29年度より本学で導入された「開講期間内評価科目」(一定の要件を満たせば、講義科目であっても定期試験を行わず、授業の開講期間内に様々な方法によって学生に対する評価を行うことを可能とする制度)を取り上げ、関口浩喜教務部長よりお話をいただくことにしました。
 当日は、開講期間内評価科目が導入された背景と現状について、関口教務部長より説明をいただきました。参加者からは、「講義科目は原則として定期試験を実施しなければならないという従来の制度と比べれば、一歩前進したと評価できる」という意見もあったものの、「新たな制度の存在を知らなかった」、 「制度を活用する際の条件が多く、活用したいと考えにくい」、「制度導入の成果や課題に関して、データを基にした現状把握を行ってほしい」などの声もあがりました。
 こうした声を踏まえれば、成績評価制度の改善は、依然として途半ばであるといえます。今後の教務委員会でのさらなる議論や取り組みが俟たれます。
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E-ラボ
 「平成29年度 第5回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年10月18日(水)・25日(水)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―スポーツ科学部における試み―」というテーマで、平成29年度 第5回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 今回のE-ラボでは、大規模な講義科目におけるアクティブ・ラーニングの手法を学ぶことを目的として、スポーツ科学部の専門教育科目である「フレッシュマンセミナーⅡ」(科目責任者:米沢利広教授)を見学し、授業終了後に担当教員との意見交換を行いました。
 オムニバス形式で運営される同科目は、受講生が320名程度の大規模な講義科目です。18日は檜垣靖樹教授が、25日は柿山哲治教授がそれぞれ担当されていました。いずれの日も、「体罰の是非」や「部活での厳しい上下関係の必要性」など学生にとって身近なテーマが設定され、グループでの活発な議論が行われていました。
 授業では、共通の教材を活用することによって基本的な内容の統一が図られていましたが、グループディスカッションの進行や、学生とのやり取りのなかに、担当者の先生方それぞれの思いが込められていることが伝わってきました。   
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E-ラボ
 「第11回 教育改善活動フォーラム」を開催いたしました。
 平成29年10月7日(土)に、「共通教育の過去・現在・未来」をテーマとし、教育開発支援機構と共通教育センターとの共催で、第11回教育改善活動フォーラムを開催しました。
 まず、共通教育の概念の変遷や、科目編成および運営組織を分析する指標等について、教育開発支援機構の須長一幸准教授が概説しました。次に、本学における共通教育について、共通教育センター長の永田潔文教授が報告を行いました。続いて、教育FD・教育学修支援室長、共通教育センター長補佐、 共通教育センター事務室および教育開発支援機構事務課の事務職員が、訪問調査に伺った5 つの大規模総合私立大学の共通教育について事例報告を行いました。他大学の状況を確認した上で、その後の総合討議(質疑応答)では、今後の本学の共通教育のあり方について、オーディエンス・レスポンスシステムを活用しフロア全体で議論しました。
 今回のフォーラムには、86名(教育職員57名、事務職員28名、その他1名)の方々が参加し、情報共有と議論を行うことができ、有意義な機会となりました。
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フォーラム
 「平成29年度 第4回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年9月5日(火)に「コースデザインを考える―授業の設計から評価まで―」というテーマで、平成29年度 第4回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
 通常、多くの先生方は自然に(無意識のうちに)授業を設計されているものと思われます。しかし、授業の設計は実際には、授業の目的に応じて、各回に扱う教育内容や用いる教育方法・教材・教具などを決定し、適切な評価の方法を採用するということなどを含む複雑なプロセスです。 今回のプログラムは、そうした授業設計の基礎について改めて確認し、ご自身授業を振り返っていただくことを目的としたものでした。
 当日は、4人の先生方にご参加いただきました。少人数ではありましたが、異なる学部の先生方が、ご自身の授業の状況等を相互に共有してくださいました。
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E-ラボ
 「平成29年度 第3回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年7月12日(水)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―文系演習科目における試み―」というテーマで、平成29年度 第3回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回のE-ラボでは、伝統的な文系演習科目におけるアクティブ・ラーニングの手法を学ぶことを目的として、人文学部歴史学科の森丈夫教授が担当されている「歴史学入門演習」(専門教育科目/受講生18名)を見学し、授業終了後に森教授との意見交換を行いました。
 当日は、受講生が、与えられた複数の文献を踏まえつつ、その内容をまとめたうえで意見を発表するという活動を、グループで行っていました。見学を通じて印象的であったのは、受講生たちが、異なる文脈で記述されている複数の文献の趣旨を適切に汲み取りつつも、それらの情報を自身の発表という更なる別の文脈に再構成してプレゼンテーションしていたという点です。
 授業終了後の意見交換を通じて、学生が上記のような能力を身につけるに至るプロセスや、そのプロセスにおける森教授の関与の仕方などについて理解を深めることができました。参加された先生方にとっても、森教授の授業進行に関するノウハウから多くを学べる機会となったものと思われます。
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成29年度 第2回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年6月27日(火)および7月4日(火)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―Moodleを用いた双方向的な授業展開―」というテーマで、平成29年度 第2回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回のE-ラボでは、LMS( Learning Management System)を活用した双方向的な授業展開の手法を知ることを目的として、理学部物理科学科の寺田貢教授が担当されている「物理科学入門」(共通教育科目)を見学し、授業終了後に寺田教授との意見交換を行いました。
 寺田教授の授業の特徴の一つとして、毎回の授業展開が明確に構造化されており、その中に授業内容に対する学生の理解度を把握し、それに対するフィードバックを行うというプロセスが組み込まれている点が挙げられます。また、学生の興味をひきつけるような視聴覚教材を活用されています。このような授業の進め方については、終了後のアンケートで「面白い授業を見学でき、自分の講義スタイルを再考できた」などの意見が寄せられました。
 他方で、受講者数が200名を超える大規模な共通教育科目であるという位置付けゆえの難しさについても、寺田教授と参加者との間でやり取りがなされました。
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E-ラボ
 「平成29年度 第1回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年6月23日(金)に「高大接続改革と『学力の三要素』―ポリシー見直しの今後に向けて―」というテーマで、平成29年度 第1回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回は、現在進行中の高大接続改革の動向について理解を深めることを目的とした講演形式のプログラムであり、教育開発支援機構の橋場講師が講師を務めました。
 報告の中では、今次の高大接続改革の背景やその概略に加え、その中でもキーワードとして注目されている「学力の三要素」とは何かということについて解説が行われました。さらには、「思考力・判断力・表現力」を測ることを想定した「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の問題例や、個別の大学の入学試験問題なども紹介されました。
 報告終了後に設けられた質疑応答の時間には、「本学の入学試験で『思考力・判断力・表現力』などの応用的な能力をどこまで問うていくのか」など、本学の入学試験やアドミッション・ポリシーの現状や今後を展望するような質問も投げかけられ、それらをもとにした議論が行われました。また、「そもそも大学入試のなかで、なぜ日本語の4技能(聞く・話す・読む・書く)を問わないのか」といった素朴で本質的な疑問も提起され、多くの参加者が唸る、といった場面もありました。
 今回のE-ラボが、今後の本学における入学試験やアドミッション・ポリシーの検討・改善に資するようであれば幸いです。
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E-ラボ
 「平成28年度 第6回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成29年3月14日(火)に「ワークショップ入門―『学びの場』を設計するためのルールとコツを知ろう―」というテーマで、平成28年度 第6回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回は、アクティブ・ラーニング型の授業のなかでも、ワークショップやグループワークなど、学生が協同で学びあうようなタイプの授業を設計する際に押さえておくべきルールや進行上のコツについて理解を深めることを目的としました。
 学生を対象とした各種正課外プログラムの企画、実施に関する豊富なご経験をお持ちであるということから、エクステンションセンターの廣嶋道子助教を講師にお招きしました。2時間半というワークショップとしては窮屈な時間設定でのお願いにもかかわらず、レクチャーや各種の活動を交え、充実したプログラムを鮮やかな手際で進行してくださいました。
 当日は、17名の教育職員に参加いただきました。終了後のアンケートには、「問いやゴール設定の難しさ、大切さを体験できた」「15週の授業の一部として、また90分の授業の一部として(中略)導入することもできそう」などの感想をお寄せいただきました。他方で、「もっと実際の事例を知りたい」「学部学科の事情によって異なる方法で、自分で考え工夫してゆかねばならない」など、今回のワークショップを契機に、アクティブ・ラーニング型の授業に関して更なる関心を持たれる方も多々おられるようでした。
 こうした参加者のご意見を踏まえると、廣嶋先生に設計していただいた「ワークショップ入門」というワークショップそのものが、有意義な「学びの場」となっていたものと思われます。この場をお借りして、講師の廣嶋先生と参加者の皆様に御礼を申し上げます。  
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成28年度 第4回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成28年12月16日(金)に「アメリカの大学における学習成果の診断と教育改善の実態―三つのポリシー見直しへのヒントを探る―」というテーマで、平成28年度 第4回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回は、現在進められている三つのポリシーの見直しをどのように教育改善につなげていけるかという課題について、アメリカの大学の経験を検討することを目的にしました。
 講師には、アメリカのメイン州立大学オーガスタ校で学習成果の診断(アセスメント)に携わっている本田寛輔先生をお招きし、アセスメントの実態やカリキュラムマップの作成過程等について、ご自身の経験を交えながら、お話ししていただきました。
 本田先生のご講演後には、質疑応答が行われました。参加者(教職員61名)からは、学習成果の診断方法の具体的な内実や、カリキュラムマップ作成時における注意点、教育改善を促すための方策(教員へのインセンティブ等)といった質問がなされ、本田先生には福岡大学の文脈を踏まえて、丁寧にご回答いただきました。当日の参加者からは、「Assessment(診断)とEvaluation(評価)の意味内容の大きな違いがわかりやすかった」、「カリキュラムマップの具体的な使用方法が印象的だった」等の感想をいただきました。
 日本とアメリカの大学が置かれている文脈は大きく異なります。一方で、共通している課題もあり、本田先生の具体的な取り組みの話を通して、本学の課題を考える有意義な機会となりました。
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成28年度 第3回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成28年11月23日(水)および11月30日(水)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―大規模授業における取り組み―」というテーマで、平成28年度 第3回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回のE-ラボでは、講義型の授業において簡単に実施可能なアクティブ・ラーニングの手法を知ることを目的として、教育開発支援機構教育FD支援室 橋場論講師が担当している「教育原論」(共通教育科目・教職課程科目/受講生114名)を見学しました。授業終了後には、橋場講師と見学者との意見交換を行いました。
 参加いただいた教職員の方々(両日合わせて25名)は、グループディスカッションの様子や学生が記入したワークシートの内容等を熱心に見学されていました。その後の講師との意見交換では、主に学生のディスカッションを活性化する工夫や深い思考を促すワークシートの作り方について、活発な質疑応答が行われました。
 参加者からは、「授業の進め方が計画的で、細かい配慮が感じられた」「知識伝達型講義でのアクティブ・ラーニングの有効性を改めて考えさせられた」等の感想をいただくとともに、「アクティブ・ラーニング型授業の一般的な進め方や上達のポイントがわかる資料があるとよい」「文系、理系、各学部等、さまざまな視点での授業見学が開催されるとよい」等といったご要望もいただきました。
 教育開発支援機構では、このようなご要望もふまえ、アクティブ・ラーニングを取り入れてみたいと考えていらっしゃる先生方に対する支援を、今後もさまざまなかたちで行っていきたいと考えております。
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E-ラボ
 「第10回 教育改善活動フォーラム」を開催いたしました。
 平成28年10月15日(土)に2号館221教室において「どのようにデータを教育改善に生かすのか?」というテーマで、第10回 教育改善活動フォーラムを開催しました。
 まず、「データに基づく教育改善の体制と方策」という題目で、九州大学基幹教育院准教授の小湊卓夫氏による基調講演が行われました。アメリカの大学におけるIRの目的と普及の背景について解説いただいたうえで、日本の大学において、エンロールメント・マネジメント(学生に対する入学から卒業までの継続的な支援策)や内部質保証の体制構築に、IRがどのように貢献できるかについて、講演いただきました。
 次に、「データから見る福大生の実態―入口から出口まで―」という題目で、入試課、教務課、就職・進路支援センター事務室、教育開発支援機構事務課の事務職員から、各部署が保持しているデータとその活用についての事例報告がありました。
 本学の教学データから見える学生の実態を確認したうえで、その後の総合討議(質疑応答)では、それらのデータをどう実際的に活用できるのかをフロア全体で議論しました。
 今回のフォーラムには、67名(教育職員35名、事務職員32名)の方々が参加し、情報共有と議論を行うことができ、有意義な機会となりました。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

教育改善活動フォーラム
 「平成28年度 第2回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催しました。
 平成28年7月8日(金)に「アクティブ・ラーニング型授業の実践事例―メディア・リテラシー育成の試み―」というテーマで、平成28年度 第2回E-ラボ(Education-Labo)を開催しました。
  今回のE-ラボでは、アクティブ・ラーニング型の授業を実際に見学する機会として、理学部物理科学科寺田貢教授が担当している「情報活用演習」(理学部専門科目)を見学し、授業終了後に寺田先生と見学者との意見交換を行いました。
 E-ラボとしては初めての試みだった授業見学でしたが、当日は20名を超える方々にご参加いただきました。参加者からは、「寺田先生がどのような工夫をされて授業されているか、学生に配慮されているかを理解しやすかった。」「アクティブ・ラーニングの具体像をかなりイメージできるようになった。」等の感想をいただきました。
 今後も同様の企画を継続して実施したいと考えておりますので、奮ってご参加ください。
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 「平成28年度 第1回 E-ラボ(Education-Labo)」を開催いたしました。
 平成28年6月27日(金)に「教学IRは、何ができるのか?」というテーマで、これからの教学IR室の活動内容を学内構成員の方々に理解していただく一環として、教育開発支援機構運営委員会構成員・教務委員・各学部学科のFD関連会議構成員を対象に、平成28年度 第1回 E-ラボ(Education Labo)を開催しました。
 はじめに、国内外における教学IR実践事例の紹介、本学の教育関係データをめぐる概況についての情報提供が行われた後、質疑応答が行われました。参加者の疑問点やご意見を共有することができ、大変有意義な機会となりました。
 ※過去の開催状況については、こちらをご覧ください。

E-ラボ
 平成28年度「大学から始める『言葉の力』育成プログラム」を実施しています。
 教育開発支援機構では今年度も「大学から始める『言葉の力』育成プログラム」(通称コトチカ)を実施しています。コトチカは、主に初年次生を対象にした全学部向け120分のプログラムで、それぞれ一回完結型の「基礎編」「発展編」の2種類から成っています。
 コトチカの主な狙いは2つ。1つは大学での学習に必要な「ツールとしての日本語」のプロフィシエンシーを育てること、もう1つは、グループでのディスカッションの技術を身につけ、実践することです。具体的なプログラム内容は、FSPのWebサイトで公開しています。福大生がどんな様子で、どんな議論をしたのか、是非ご覧下さい。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

コトチカ
 「第9回 教育改善活動フォーラム」を開催いたしました。
 平成27年10月10日(土)に2号館222教室において「大学改革の現在―福岡大学の選択と展望―」というテーマで、第9回 教育改善活動フォーラムを開催しました。
 今回のフォーラムには、87名の教職員(教育職員38名、事務職員49名)が参加し、大学の機能別分化に関する解説や、他大学の改革状況についての事例報告、高等教育機関の再編に関する政策動向や文部科学省の施策についての情報共有が行われました。総合討議では、予定時間を超えて活発な質疑応答・意見交換が行われ、大変有意義な機会となりました。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

教育改善活動フォーラム
 「SPODフォーラム2015」において「優秀ポスター賞」を受賞いたしました。
 愛媛大学で開催された「SPODフォーラム2015」(平成27年8月26日~28日開催)ポスターセッションにおいて、本学の第1回新任教育職員研修会のプログラムに関する発表を行いました(題目:スカベンジャー・ハントを用いた新任教育職員研修)。参加者による投票の結果、「優秀ポスター賞」に選出されました。
 学内の多くの部署との連携をしつつプログラムを運営している点や、教育職員と事務職員が協力しながらグループワークを行うプログラム編成となっている点を評価していただきました。
 今後もより良い研修会になるよう内容の充実を図ってまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
 ※新任教育職員研修会についての詳細はこちらをご覧ください。
 ※SPODについての詳細はこちらをご覧ください。

SPOD2015
 平成27年度「大学から始める『言葉の力』育成プログラム」を開催しました。
 教育開発支援機構では今年度も「大学から始める『言葉の力』育成プログラム」(通称コトチカ)を実施しました。コトチカは、主に初年次生を対象にした全学部向け120分のプログラムで、それぞれ一回完結型の「基礎編」「発展編」「実践編」の3種類から成っています。
 コトチカの主な狙いは2つ。1つは大学での学習に必要な「ツールとしての日本語」のプロフィシエンシーを育てること、もう1つは、グループでのディスカッションの技術を身につけ、実践することです。具体的なプログラム内容は、FSPのWebサイトで公開しています。福大生たちがどんな様子で、どんな議論をしたのか、是非ご覧下さい。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

コトチカ
 平成27年度「事務職員のためのE-ラボ」を実施しています。
 教育開発支援機構では、昨年度に引き続き今年度も「事務職員のためのE-ラボ」を実施しています。「事務職員のためのE-ラボ」は、本学の教育改善を促進し、教職協働を支えていくために必要な、大学に関わるさまざまな知識や文脈を学び、さらに職員同士の部署を超えた連携の契機を得ることができるようにデザインされています。
 プログラムは、「そもそも大学とは何なのか」「大学教育には今どのような改革が求められているのか」といったテーマのレクチャーとディスカッションを含む全5回の構成です。6月18日に第1回を開催し、以降ほぼ毎週木曜日に実施しています。
 ※詳細はこちらをご覧ください。

事務職員のためのE-ラボ